彫刻的作品

ミクスド・メディア ; 陶と異素材

異なるこれらの素材。たとえば、陶と木の組み合わせ。なんたる自然な融合であろう。そして、新たなる観点を提供する。 火の発見、土は焼くことで永遠の造形に変転し、陶となる。だが、その性質は陶も木も自然成りということである。 自然界に於ける陶は永遠の生命を付与されようが、木は限りあるそれである。他者たる他者性をここに認識することの換言とは、異なるものこそ、それは互いの 融合へと導入される可能性に満ちているということである。異なるものの配置こそ、その存在を確固たるものとなす。

また、2015年以降、プロジェクトされる - 作品、伝統的焼成に依らない作品「非色」は文章である。その表記体系として複数の記号が併用される。作品の構成はその体系に添う。それは大きく卵形とそ れらを連動させる装置としての他の部位である。日本語の言語状況である表意文字としての漢字、これが文字通り図像、卵形の部分である。また表音文字として のカナ(平仮名、片仮名)- 表象されぬ連結部位 – それは他者たる個々の図像を確認する要素であり、暫定的であり潜在的には有用性あるが断片的事象であり意味はない。解釈は出来ず、無視することも出来ない 存在。それは異素材である。

そこにあるのは、他者たるものとの関係、その意図されぬ積極的存在と捉える。存在とは自立的なものでなく、他者性の認識が様々なる「色」を表出する。他者 を配置することなしに自らの存在は確立し得ないのである。

 


" 対峙 "

(w)97.0 - (d)25.0 - (h)51.0 cm
陶、木、ワイヤー
The Ceramic Desigin Book, A Gallery of Contemporary Work, Lark Books, 67 Broadway Asheville, NC 28801, U.S.A., 1998. ー掲載ー



" 無我 "

(w)165.0 - (d)37.0 - (h)61.0 cm
陶、木、鉄(ファウンド・オブジェックト)



" 寄生 "

(h)165.0 cm
陶、木、ワイヤー



" 会議は踊る "

(w) 40.0 - (d) 120.0 - (h)44.0 cm
陶、鉄
2008 Sidney Myer Fud International Ceramics Award.


" 非色 ; 他者性 (10−28−6) "

(w) 122.0 - (d) 75.0 - (h) 13.5 cm
陶、鉄、シリコンチューブ
The Gyeonggi International Ceramic Biennial 2017 (GICG).

ここにおける卵形は外的リアリティの表現ではない。記号として有りき概念存在への誘発 -「本歌取り」である。最も初歩的生物形態として、卵(たまご)とは在り来たりの形と意味合いを図示しつつ潜在的可能性ある無限の存在である。かよう無限 の観念を有する。その卵形とは謂わば求める理想であ り、伝統的メッセージでもある。卵形及び、それらを構成する異素材といった併用された「ふたつの記号」イメージは呼応し会いつつ前景化され、並行に処理さ れ情報 化される。そのイメージは共感し合う他者たる者の他者性を問う。仮名 – 卵形以外の連結部位が連動することで図像たちの微妙な調整が始まる。それはとりもなおさず互いの同期である。


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